人事院が発表した「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」等の内容を基に、国家公務員の平均月収、平均賞与・ボーナス(期末手当・勤勉手当)、平均年収をご紹介します。

また、各俸給表の平均年収等を算出し、職種別に平均年収・給与をランキング形式でお伝えしていきます。

国家公務員を希望している方や、ご自身の職種が気になる方は是非チェックしてみてください。

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2023年(令和5年)の国家公務員の平均年収・給与・賞与

平均年収 約6,264,564円
平均給与月額 412,747円
平均給与月額
の内訳
俸給 334,218円
地域手当等 43,290円
俸給の特別調整額 11,994円
扶養手当 9,027円
住居手当 6,769円
その他 7,449円
ボーナス/期末・勤勉手当平均 約1,311,600円
職員数 252,790人
平均年齢 42.3歳
平均経験年 20.4年
出典先・計算方法・注意点
  • 出典:人事院・令和5年国家公務員給与等実態調査の結果
  • 上記は「全俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額です。
  • 「全俸給表」の平均経験年数には、特定任期付職員及び任期付研究員は含まれていません。
  • 「俸給」には、俸給の調整額を含んでいます。
  • 「地域手当等」には、異動保障による地域手当及び広域異動手当を含んでいます。
  • 「その他」は、本府省業務調整手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等です。
  • 「ボーナス/期末・勤勉手当平均」は、内閣官房内閣人事局の令和5年6月期の期末・勤勉手当令和5年12月期の期末・勤勉手当から出典しています。
  • 年収計算:給与月額×12ヶ月+ボーナス(期末手当・勤勉手当)
  • ※掲載されているデータはすべて「概算」になります。

人事院が発表した「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、国家公務員の平均給与月額は412,747円(全俸給表)で、内閣官房内閣人事局によって発表された国家公務員の夏のボーナスと冬のボーナスの合計は約1,477,244円です。

このため、2023年度(令和5年)の国家公務員の平均年収は約6,264,564円となります。

さらに、ボーナス(期末手当・勤勉手当)が年収の約23%を占めており、安定した収入に加えて、期末や勤勉に対する報酬がしっかりと設定されていることが分かります。

平均給与・平均年収が高い国家公務員ランキング2023年

人事院が発表した「令和年5国家公務員給与等実態調査の結果」から2022年度版の平均給与・平均年収が高い国家公務員ランキングをご紹介いたします。

また、「職種」に関しては、各俸給表に基づき、記載しています。

出典先・計算方法・注意点
  • 出典先:令和5年国家公務員給与等実態調査の結果(人事院)
  • ボーナス(期末手当・勤勉手当)計算:棒給×支給月数
  • 年収計算:給与月額×12ヶ月+ボーナス(期末手当・勤勉手当)
  • ※掲載されているデータはすべて「概算」になります。
  • ※なお、基準となる「全俸給表」に関しても、上記のボーナス計算・年収計算を適用しています。
全俸給表
全俸給表/項目 金額
平均年収 6,430,208円
平均給与月額 412,747円
俸給 334,218円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,477,244円
職員数 252,790人
平均年齢 42.3歳
平均経験年 20.4年

1位 各省の審議官級(事務次官・局長・局次長等)

平均年収 16,150,759円
平均給与月額 1,029,685円
俸給 858,493円
ボーナス(期末・勤勉手当) 3,794,539円
職員数 957人
平均年齢 57歳
平均経験年 33.5年
  • ※上記は「指定職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額です。
  • ※指定職俸給表は、「事務次官、外局の長官、本府省の局長、局次長、部長、審議官等の官職」を占める職員に適用されます。

「指定職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が16,150,759円、平均給与月額が1,029,685円、ボーナス(期末・勤勉手当)が3,794,539円という結果となりました。

俸給表全体では1位であり、他の職種と比較しても明らかに高く、各省の審議官級(事務次官・局長・局次長等)の職員が担う重要性と責任の大きさを反映しています。

また、国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、年収は約2.51倍、平均給与月額が約2.49倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約2.57倍高いことが分かります。

2位 医師及び歯科医師

平均年収 12,339,891円
平均給与月額 839,896円
俸給 511,570円
ボーナス(期末・勤勉手当) 2,261,139円
職員数 583人
平均年齢 53.5歳
平均経験年 26.6年
  • ※上記は「医療職俸給表(一)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額です。
  • ※医療職俸給表(一)は、病院・療養所・診療所等の医療施設、刑務所・拘置所等の矯正施設及び検疫所等に勤務し、又は船舶に乗り組み、医療業務に従事する医師及び歯科医師である職員に適用されます。(だたし、指定職俸給表の適用を受ける者を除きます。)

「医療職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が12,339,891円、平均給与月額が839,896円、ボーナス(期末・勤勉手当)が2,261,139円という結果となりました。

また、国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、年収は約1.92倍、平均給与月額は約2.03倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約1.53倍高いことが分かります。

3位 特定任期付職員

平均年収 9,927,790円
平均給与月額 631,764円
俸給 530,910円
ボーナス(期末・勤勉手当) 2,346,622円
職員数 465人
平均年齢 43.3歳
平均経験年
  • ※上記は「特定任期付職員俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額です。
  • ※特定任期付職員俸給表は、「特定任期付職員」に適用されます。
  • ※特定任期付職員は、民間人材の採用の一層の円滑化を図るため、専門的な知識経験又は優れた識見を有する者の任期を定めた採用を行う制度です。

「特定任期付職員俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が9,927,790円、平均給与月額が631,764円、ボーナス(期末・勤勉手当)が2,346,622円という結果となりました。

また、国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、年収は約1.54倍、平均給与月額が約1.53倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約1.59倍高いことが分かります。

4位 専門スタッフ

平均年収 9,377,439円
平均給与月額 601,518円
俸給 488,512円
ボーナス(期末・勤勉手当) 2,159,223円
職員数 164人
平均年齢 56歳
平均経験年 32.7年
  • ※上記は「専門スタッフ職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※専門スタッフ職俸給表は、国家公務員のうち、行政の特定の分野における高度の専門的な知識経験に基づく調査、研究、情報の分析等を行うことにより、政策の企画及び立案等を支援する業務に従事する職員(専門スタッフ職)に適用されます。
  • ※専門スタッフ職は、部下を持たず特定分野の任務に当たる専門スタッフの職種を指します。

「専門スタッフ職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が9,377,439円、平均給与月額が601,518円、ボーナス(期末・勤勉手当)が2,159,223円という結果となりました。

また、国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、年収は約1.46倍、平均給与月額が約1.46倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約1.46倍高いことが分かります。

5位 研究職

平均年収 8,542,378円
平均給与月額 562,418円
俸給 405,738円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,793,362円
職員数 1,381人
平均年齢 46.6歳
平均経験年 22.9年
  • ※上記は「研究職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※研究職俸給表は、国家公務員のうち試験所や研究所等で人事院の指定するものに勤務し、試験研究又は調査研究業務に従事する職員となります。

「研究職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が8,542,378円、平均給与月額が562,418円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,793,362円という結果となりました。

国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、研究職の年収は約1.33倍、平均給与月額は約1.36倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約1.21倍高いことが分かります。

6位 大学の教職員

平均年収 7,638,351円
平均給与月額 480,515円
棒給 423,568円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,872,171円
職員数 93人
平均年齢 46.2歳
平均経験年 21.8年
  • 上記は「教育職俸給表(一)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 教育職俸給表(一)は、国家公務員のうち、大学に準ずる教育施設で人事院の指定するものに勤務し、学生の教育学生の研究の指導及び研究に係る業務に従事する職員その他の職員に適用されます。

「教育職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が7,638,351円、平均給与月額が480,515円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,872,171円という結果となりました。

国家公務員の平均(全俸給表)と比較すると、教育職(一)の年収は約1.19倍、平均給与月額は約1.16倍、ボーナス(期末・勤勉手当)は約1.27倍高いことが分かります。

7位 任期が決まっている研究員(第一号任期付)

平均年収 7,449,636円
平均給与月額 472,070円
俸給 403,800円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,784,796円
職員数 80人
平均年齢 42.9歳
平均経験年
  • ※上記は「第一号任期付研究員俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※第一号任期付研究員俸給表は、国家公務員のうち、招へいされて高度の専門的な知識経験を必要とする研究業務に従事する職員に適用され、任期がある研究員となります。

「第一号任期付研究員俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が7,449,636円、平均給与月額が472,070円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,784,796円という結果となりました。

全俸給表と比較すると、第一号任期付研究員の年収は約1.16倍、平均給与月額は約1.14倍、ボーナスは約1.21倍高いことが分かります。

8位 国立障害者リハビリテーションセンター学院の教官

平均年収 7,221,745円
平均給与月額 456,832円
俸給 393,611円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,739,761円
職員数 66人
平均年齢 49.3歳
平均経験年 25.3年
  • ※上記は「教育職俸給表(二)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※教育職俸給表(二)は、国立障害者リハビリテーションセンター学院の言語聴覚学科又は義肢装具学科を担当する教官に適用されます。

「教育職俸給表(二)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が7,221,745円、平均給与月額が456,832円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,739,761円という結果となりました。

全俸給表と比較すると、教育職(二)の年収は約1.12倍、平均給与月額は約1.11倍、ボーナスは約1.18倍高いことが分かります。

9位 船長・航海士等(総トン数20トン以上の船舶)

平均年収 7,046,227円
平均給与月額 453,720円
俸給 362,350円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,601,587円
職員数 202人
平均年齢 42.4歳
平均経験年 21.2年
  • ※上記は「海事職俸給表(一)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※海事職俸給表(一)は、遠洋区域及び近海区域を航行区域とする総トン数20トン以上の船舶に乗り組む船長、航海士、機関長、機関士、通信長、通信士、事務長、事務員等に適用されます。

「海事職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が7,046,227円、平均給与月額が453,720円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,601,587円という結果となりました。

全俸給表と比較すると、海事職(一)の年収は約1.10倍、平均給与月額は約1.10倍、ボーナスは約1.08倍高いことが分かります。

10位 防疫官・特許庁の審査官・航空管制官等

平均年収 6,903,900円
平均給与月額 446,205円
俸給 350,552円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,549,440円
職員数 7,896人
平均年齢 42.6歳
平均経験年 20.3年
  • ※上記は「専門行政職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※専門行政職俸給表は、防疫官や特許庁の審査官、航空管制官などの専門的な知識や技能を必要とする業務に従事している国家公務員に適用されます。

「専門行政職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,903,900円、平均給与月額が446,205円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,549,440円という結果となりました。

全俸給表と比較すると、専門行政職の年収は約1.07倍、平均給与月額は約1.08倍、ボーナスは約1.05倍高いことが分かります。

11位 国税庁の職員

平均年収 6,696,962円
平均給与月額 428,330円
俸給 352,263円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,557,002円
職員数 51,474人
平均年齢 42歳
平均経験年 20.6年
  • ※上記は「税務職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※税務職俸給表は、国家公務員のうち国税庁に勤務し、租税の賦課及び徴収に関する事務等に従事する職員で、人事院規則で定めるものに適用されます。

「税務職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,696,962円、平均給与月額が428,330円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,557,002円という結果となりました。

全俸給表と比較すると、税務職の年収は約1.04倍、平均給与月額は約1.04倍、ボーナスは約1.05倍高いことが分かります。

12位 警察官・皇宮護衛官・入国警備官等

平均年収 6,408,676円
平均給与月額 409,111円
俸給 339,218円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,499,344円
職員数 22,987人
平均年齢 40.1歳
平均経験年 18.7年
  • ※上記は「公安職俸給表(二)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※公安職俸給表(二)は、国家公務員のうち、警察官、皇宮護衛官、入国警備官及び刑務所等に勤務する職員に適用されます。

「公安職俸給表(二)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,408,676円、平均給与月額が409,111円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,499,344円という結果となりました。

13位 一般行政事務職員等

平均年収 6,273,573円
平均給与月額 404,015円
俸給 322,487円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,425,393円
職員数 139,522人
平均年齢 42.4歳
平均経験年 20.3年
  • ※上記は「行政職俸給表(一)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※行政職俸給表(一)は、国家公務員のうち一般職(すなわち特別職以外)のうち、専門行政職・税務職・公安職・海事職・教育職・研究職・医療職・福祉職・専門スタッフ職・指定職を除く全ての職に適用されます。

「行政職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,273,573円、平均給与月額が404,015円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,425,393円という結果となりました。

14位 研究員(第二号任期付)

平均年収 6,236,788円
平均給与月額 395,639円
俸給 336,905円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,489,120円
職員数 95人
平均年齢 35.9歳
平均経験年
  • 上記は「第二号任期付研究員俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 第二号任期付研究員俸給表は、国家公務員のうち先導的役割を担う有為な研究者となるために必要な能力のかん養に資する研究業務に従事する職員に適用され、任期が定められています。

「行政職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,273,573円、平均給与月額が404,015円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,425,393円という結果となりました。

15位 障害者支援施設・児童福祉施設等の職員

平均年収 6,148,768円
平均給与月額 387,943円
俸給 337,885円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,493,452円
職員数 246人
平均年齢 44.2歳
平均経験年 20.2年
  • 上記は「福祉職俸給表」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 福祉職俸給表は、国家公務員のうち障害者支援施設、児童福祉施設等で人事院の指定するものに勤務し、入所者の指. 導、保育、介護等の業務に従事する職員で、人事院規則で定めるものに適用されます。

「福祉職俸給表」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,148,768円、平均給与月額が387,943円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,493,452円という結果となりました。

16位 検察庁・公安調査庁・少年院・海上保安庁等の職員

平均年収 6,020,666円
平均給与月額 382,749円
俸給 323,004円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,427,678円
職員数 21,965人
平均年齢 41.6歳
平均経験年 20.3年
  • ※上記は「公安職俸給表(一)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※公安職俸給表(一)は、国家公務員のうち検察庁、公安調査庁、少年院、海上保安庁等に勤務する職員に適用されます。
  • ※多くの公安職は「公安職俸給表(一)」に該当します。

「公安職俸給表(一)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が6,020,666円、平均給与月額が382,749円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,427,678円という結果となりました。

17位 船長・航海士等(総トン数20トン未満の船舶)

平均年収 5,821,590円
平均給与月額 371,628円
俸給 308,157円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,362,054円
職員数 363人
平均年齢 41歳
平均経験年 22.3年
  • 上記は「海事職俸給表(二)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 遠洋区域及び近海区域を航行区域とする総トン数20トン以上の船舶、原則としてそれ以外の船舶乗組員をそれぞれ対象とした職員に適用されます。

「海事職俸給表(二)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が5,821,590円、平均給与月額が371,628円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,362,054円という結果となりました。

18位 看護師・保健師・助産師等

平均年収 5,746,486円
平均給与月額 360,574円
俸給 321,176円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,419,598円
職員数 1,825人
平均年齢 47.8歳
平均経験年 22.4年
  • 上記は「医療職俸給表(三)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 医療職俸給表(三)は、国家公務員のうち、病院、療養所、診療所等に勤務する保健師、助産師、看護師、准看護師その他の職員に適用されます。

「医療職俸給表(三)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が5,746,486円、平均給与月額が360,574円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,419,598円という結果となりました。

19位 病院・刑務所等の職員

平均年収 5,680,825円
平均給与月額 357,899円
俸給 313,583円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,386,037円
職員数 485人
平均年齢 46.5歳
平均経験年 20.9年
  • ※上記は「医療職俸給表(二)」に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • ※医療職俸給表(二)は、国家公務員のうち病院、療養所、診療所等の医療施設、刑務所、拘置所等の矯正施設、検疫所及び学校等に勤務する以下の職員に適用されます。
  • ※適用職員:調剤に従事する薬剤師、栄養管理に従事する栄養士、診療放射線技師及び診療エックス線技師、臨床検査技師、衛生検査技師その他の病理細菌技術職員、臨床工学技士、理学療法士その他の理学療法技術職員及び作業療法士その他の作業療法技術職員、視能訓練士その他の視能技術職員、言語聴覚士、義肢装具士、歯科衛生士及び歯科技工士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師、その他指令で指定する医療技術職員
    ※ただし、教育職俸給表(二)の適用を受ける者を除きます。

「医療職俸給表(二)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が5,680,825円、平均給与月額が357,899円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,386,037円という結果となりました。

20位 その他の行政職

平均年収 5,218,420円
平均給与月額 329,178円
俸給 286,942円
ボーナス(期末・勤勉手当) 1,268,284円
職員数 1,941人
平均年齢 51.2歳
平均経験年 29.4年
  • 上記は、行政職俸給表(二)に基づく、職員数・平均年齢・平均経験年数・平均給与月額となります。
  • 行政職俸給表(二)は、以下の職員に適用されます。
  • 適用職員:守衛、巡視等の監視、警備等の業務に従事する者、用務員、労務作業員等の庁務又は労務に従事する者、自動車運転手、車庫長等の業務に従事する者、機械工作工、電工、大工、印刷工、製図工、ガラス工等の製作、修理、加工等の業務に従事する者、建設機械操作手、ボイラー技士等の機器の運転、操作、保守等の業務に従事する者、電話交換手の業務に従事する者、理容師、美容師、調理師等の家政的業務に従事する者、前各号に準ずる技能的業務に従事する者、総トン数五トン未満の船舶、湖、川又は港のみを航行する船舶、総トン数三十トン未満の漁船及びその他浚渫船等の作業船に乗り組む者並びに指令で指定する船舶に乗り組む者(公安職俸給表(二)の適用を受ける者及び指令で指定する者を除く。)

「行政職俸給表(二)」は、2023年(令和5年)のデータによると、平均年収が5,218,420円、平均給与月額が329,178円、ボーナス(期末・勤勉手当)が1,268,284円という結果となりました。

まとめ

2023年度(令和5年)の国家公務員の平均給与月額は412,747円、6月期の期末・勤勉手当(ボーナス)は約637,300円、12月期の期末・勤勉手当(ボーナス)は674,300円という結果となりました。

そのため、国家公務員の平均年収は約6,264,564円です。また、国家公務員の平均年収よりも高い職種は、以下の通りです。

  • 各省の審議官級(事務次官・局長・局次長等)
  • 医師及び歯科医師
  • 特定任期付職員
  • 専門スタッフ
  • 研究職
  • 大学の教職員
  • 任期が決まっている研究員
  • 国立障害者リハビリテーションセンター学院の教官
  • 船長・航海士等(総トン数20トン以上)
  • 防疫官・特許庁の審査官・航空管制官等
  • 国税庁の職員

また、「各省の審議官級」と「医師及び歯科医師」は平均年収が1,000万円を超える結果となりました。

これから、国家公務員を目指す方は、ぜひ「俸給表」も確認しながら職種を選択してみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

キャリアコンサルタント(国家資格) 真下 彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、公務員試験・求人情報「公務in」の運営、キャリアアドバイザーとして多くの転職者のサポートを担当中。

参考文献等

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