人事院は2023年5月12日に、2023年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)実施状況を発表し、一般職試験(大卒者程度)の申込者数が、2022年度と比較し、1,784人減少(6.3%減)となり、26,319人でした。
一般職試験(大卒者程度) 申込者数 |
内女性の人数 | |
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2023年度 | 26,319人 | 10,910人 |
2022年度 | 28,103人 | 11,612人 |
2021年度 | 27,317人 | 11,029人 |
2020年度 | 28,521人 | 11,035人 |
2019年度 | 29,893人 | 11,321人 |
出典:国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)実施状況(人事院)2023年度、2022年度、2021年度、2020年度、2019年度
一般職試験の申込者数が減少したのは、2021年度ぶり(2年ぶり)となり、現行の試験が始まった2012年以降で、最も低い申込者数でした。
一方、女性の申込者数は、2022年度と比較すると、702人の減少(6.0%減)となります。
しかし、全体の申込者数から女性の割合で見たときに、3年連続40%を超えており、過去最高の割合(41.5%)でした。
国家公務員(一般職試験)の志願者は、2022年度に一度増加に転じたが、過去5年間で見ると、大幅に減少していることが分かります。
これは、少子化を含む、コロナ渦が落ち着き、民間企業の採用意欲が高まったあおりを受け、減少したものだと考えられるでしょう。
2023年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)実施状況
試験の区分 | 申込者数 | 内女性の人数 |
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北海道 | 1,003人 | 359人 |
東北 | 1,602人 | 657人 |
関東甲信越 | 8,476人 | 3,669人 |
東海北陸 | 2,523人 | 1,112人 |
近畿 | 3,132人 | 1,429人 |
中国 | 1,363人 | 578人 |
四国 | 962人 | 422人 |
九州 | 2,645人 | 1,197人 |
沖縄 | 640人 | 307人 |
デジタル・電気・電子 | 135人 | 64人 |
機械 | 240人 | 22人 |
土木 | 1,045人 | 226人 |
建築 | 163人 | 71人 |
物理 | 284人 | 64人 |
化学 | 491人 | 187人 |
農学 | 756人 | 343人 |
農業農村工学 | 184人 | 57人 |
林学 | 405人 | 146人 |